廃車買取に必要な手続きは?流れと注意するべき4つのポイント

これから、廃車買取で手続きをしたいが、実際にどのような方法で進めていくのかを知っている人は少ないのではないでしょうか。

ほとんどは業者任せになってしまいますが、どのような流れで車が廃車にされていくのかを知っておけば、より安心して依頼できるようになります。

そこで今回は、廃車買取に関する手続きの流れや方法についてお話ししますので、参考にしてみてください。

廃車とはどういう状態?手続きに関する2つの方法

実は、廃車をする際には大きく分けて永久抹消登録と、一時抹消登録と言われる方法があります。

一時抹消登録とは、一時的に車の登録を抹消する方法のことを指します。

一時抹消登録をすることにより公道を走れなくなりますが、自動車税などの税金が発生しなくなり、自賠責保険などの支払いも必要なくなります。

あくまで一時的に車を走れなくする手続きのため、再登録をすれば公道を走れるようになります。

対して永久抹消登録とは、車が使えない状態か、解体済みの状態のことを指します。

一時抹消登録とは違い、永久と名前がついていることから、今後にどと車には乗れなくなるのが永久抹消登録です。

廃車手続きは運輸支局か軽自動車検査協会で対応可能

 

廃車買取後の手続きは、普通車であれば各都道府県の運輸支局か、軽自動車であれば軽自動車検査協会にて行います。

つまり、普通車と軽自動車では、廃車手続きの場所が違うことに注意してください。

場所が分からない場合は、インターネットなどで公式ホームページがあるため、事前に調べておくと間違いありません。

基本的に、廃車手続きは軽自動車検査協会や運輸支局で行いますが、土日祝は休みということや、手続き自体に慣れていないことにより、多くの人が廃車買取業者に代行してもらいます。

場合によっては1日を無駄にしてしまう可能性があるため、できる限り廃車買取業者にお願いするようにしましょう。

廃車買取の流れと手続き方法

廃車を買取ってもらう場合、基本的な流れがあります。

査定

まずは、廃車買取業者に連絡をして、査定をしてもらいます。

査定額に納得すれば、その廃車買取業者との契約となり、本格的に廃車手続きを進めていきます。

今はどの廃車買取業者も、電話やメールで受け付けていますので、わざわざお店に足を運ぶことはありません。

書類の準備

廃車買取業者との査定が終わりましたら、依頼主が必要な書類を準備します。

必要な書類は状況によって異なりますが、車検証や印鑑証明書、委任状、譲渡証明書、リサイクル券、身分証明書、実印などが該当します。

必要書類は、普通車か軽自動車でも変わってきますので廃車買取業者に確認しておくとベストです。

廃車買取業者とのやり取りで必要なものを聞いておき、引き取り日までに準備しておくことをおすすめします。

引き取り

指定された日に、廃車買取業者が車を積載車にて引き取りにきます。

こちらも業者によりますが、書類がすべて揃っていれば、現地で買取金額を支払ってくれます。

書類が準備できなかった場合は、後日の振り込みというケースが多いです。

このあたりも、買取金額がどの段階でもらえるのかも事前に聞いておくといいでしょう。

廃車買取と手続きを任せられる業者は?

廃車の買取や手続きをお願いできる業者はいくつか存在しています。

ディーラー

新車を購入した人からすれば、何か車にトラブルがあれば、同じくディーラーにお願いしようと考えるのではないでしょうか。

ディーラーによっても、廃車の引き取りや手続きを行っている場合があります。

ですが、ディーラーは新車をメインに扱っていることから、廃車だけの引き取りや手続きはしてくれない可能性があります。

新車購入をするための廃車手続きであれば、話を聞いてくれるかもしれませんが、廃車だけというのはかなり難しいです。

中古車専門店

中古車専門店は、車の買取や販売も行っているため、廃車の買取や手続きにも対応しています。

ディーラーとは違い、新車だけを扱っているわけではないため、お願いするハードルは低くなるイメージがあります。

ただし、中古車専門店も中古車として活用できる車しか買取をしていないため、完全な不動車は対象外になりがちです。

また、仮に引き取ってもらったとしても、費用がかかる可能性があります。

廃車買取専門店

廃車の買取や手続きをしてもらうのであれば、その道のプロでもある廃車買取業者にお願いするべきです。

ディーラーや中古車店と比べると、まったく馴染みはないかもしれませんが、廃車だけに特化して買取っている業者が存在しています。

廃車買取業者は独自のルートにより、廃車にした車を修理し海外へ輸出をしたり、鉄くずとして活用したりしているため、廃車の価値を知っています。

また、基本的にはわざわざお店に行かなくても電話1本ですむため、非常に楽というメリットがあります。

このように、廃車を買取ってもらい手続きをしてもらえる場所は何通りかありますが、できるだけ価値を知っている業者にお願いするようにしましょう。

廃車買取の手続きで注意するポイントはあるの?

 

廃車買取や手続きをする際に、いくつかの注意事項があります。

できるだけ業者に任せる

廃車の手続きは、初心者からすればかなりハードルが高いですし、時間もかけないといけません。

ですから、ほとんどの人は廃車の買取から手続きを、業者にお願いします。

廃車買取業者は、廃車に特化していることもあり、手続き方法に詳しく最短で完了させられます。

また、多くの廃車買取業者では手続き費用を無料としているため、わざわざ個人で動く必要はありません。

還付金の有無を確認する

廃車と言えば、もう役に立つことはないため、1円の価値もないとお考えではありませんか。

しかし、廃車買取業者が存在している、ということはどんな廃車であっても価値があると考えるべきです。

当然、業者によっては査定額が異なるため、あらかじめご自身の車にどれだけの価値があるのかを調べておくといいでしょう。

実際に知識があれば、査定時にその金額が低いのか高いのかをある程度判断できるようになります。

廃車の車にローンの残債が残っていないのか

もし仮に、廃車時に車のローンが残っていた場合は、残り分を一括で支払わなければなりません。

ローンを完済した時点で名義をご自身に変更することで、廃車手続きが進められます。

単純にローンを完済しても、所有権は自分ではなくローン会社やディーラーなどになっているケースがあるため所有権解除をしましょう。

どうしてもローンの完済が難しい場合は、ローン会社に相談する方法もあります。

まとめ

廃車を買取ってもらう場合は、ディーラーや中古車店などありますが、できるだけ価値を知っている廃車買取業者に任せるべきです。

廃車なんて1円にもならないし、手続きの費用も負担しなければならない、と考えるのが普通です。

ですが、場合によっては引き取りに関する費用が無料でなおかつ、廃車に価値があれば高額査定になる可能性があります。

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