これから処分する廃車を買取ってほしいと考えているが、全国にたくさんの業者が存在していてどこにお願いするべきなのかを迷っていませんか。

廃車を買取ってもらう機会はそうそうないため、だまされないかとか、後で高額な費用を請求されないかなどの心配がつきものです。

ほとんどの廃車買取業者は健全に運営していますし、多くの心配はありませんが、できるだけ親切で丁寧な業者を選びたいはずです。

そこで今回は、廃車買取業者についてお話ししますので、参考にしてみてください。

廃車を買取ってもらう基準に、金額の高さが重要ではないでしょうか。

もちろん1円でも高く買い取ってもらえれば嬉しいですが、あまりにも高すぎるところは注意しなければなりません。

例えば、他社よりも高額査定だったのでお願いした後に、大幅に減額されたり費用を請求されたりなどの可能性があるからです。

もちろん、企業努力で高額査定をしているケースもありますが、その場合は絶対に信頼できる業者を選ぶようにしましょう。

廃車になるタイミングはそれぞれですが、予期せぬトラブルでそうなってしまうことも少なくありません。

その際に、当日のできるだけはやくに廃車を引き取ってほしいと考えるわけです。

一般的には問い合わせから予約などを経由して後日に引き取ってもらえますが、急ぎの場合は非常に困ってしまいます。

ですから、できるだ問い合わせをしてから迅速に対応してくれる廃車買取業者を選ぶようにしましょう。

基本的に事故車などは自力で移動させられないため、レッカーをお願いしなければなりません。

レッカーを頼む業者にもよりますが、基本料金と走行距離に応じたり時間帯によったりで数千円から数万円程度はかかってきます。

廃車買取も同じようにレッカーで運ぶため、本来であれば費用がかかってくるのが当然です。

ですが、廃車買取業者によってはレッカー代が無料、というケースがあるため、事前に確認しておくと安心ではないでしょうか。

車を所有していると税金が発生し、毎年のように支払っています。

実は車を廃車にする場合、自動車税などの税金が還付される、ということをご存じでしたでしょうか。

毎年4月1日の時点で車の所有者に自動車税が発生し、5月に納付書が届き支払うことになります。

その際に、廃車のタイミングによっては税金が還付されますが、買取業者によっては税金還付分を含んだ分を買取額に合算している場合があります。

ですから、事前に税金は還付されるのかどうかを確認しておくと損をすることなく買取ってもらえます。

面倒だからと言って、1社だけしか問い合わせをしないと、かなり損をする可能性があります。

なぜなら、その1社が運よく相場よりも高く買い取ってくれるとは限らないからです。

でしたら1社だけではなく2～3社くらいに絞って見積もりをしてはいかがでしょうか。

相見積もりをしておけば例えば、1社だけにするはずだったA社が10万円、B社が12万円、C社が8万円の買取と分かったとします。

当然、値段だけで見ればB社の一択でしかありませんから、いかに相見積もりが重要なのかが分かるはずです。

ちょっとした手間ではありますが、車という大きな費用が動くものですから、手間を惜しまないようにしましょう。

見積もりをしてもらう際に、担当者から車に関していくつか質問される場合があります。

その際に、少しでも高く買い取ってもらおうと考え、状態や走行距離を良く見せるためにウソをつくは辞めておくべきです。

状態や走行距離はマメにチェックするわけではないため、細かく伝える必要はありませんが、明らかにウソだと分った場合、提示された見積もりから減額される可能性があります。

とくに廃車ではなく、キレイな状態の車の場合はしっかりと間違いのない状態を伝えることが重要です。

どの業界にも言えることですが、繁忙期は忙しく閑散期は時間に余裕があります。

当然ですが、繁忙期にお願いをすると査定金額が低くなる可能性があるため、できるだけ閑散期を狙うべきです。

廃車買取業界の繁忙期は12月～3月で、閑散期は5月～7月くらいです。

どうしてもこの日じゃないとダメであれば仕方がありませんが、できるだけ少しでも高く買取ってもらえるように時期を考えましょう。

廃車買取専門業者は、車に関する知識が豊富なため、依頼者からすれば提示された金額は最高額だと考えてしまうものです。

しかし、その金額が本当に高額提示なのかはその業者にしか分かりません。

たしかに、その道のプロならすべて任せようという考えは間違いではありませんが、ちょっとした疑いも必要です。

でしたら、見積もりをしてもらう前の時点で、ご自身の車がどれくらいの買取価格なのかをインターネットのシミュレーションなどでチェックしておかれることをおすすめします。

もちろんシミュレーションが100％正しいわけではありませんが、ある程度の相場を知っておくことにより、安い金額で提示されたときに指摘できます。

廃車買取でよくあるトラブルが、査定後に減額されるパターンです。

あくまで例ですが、100万円で買取すると言われたので契約したが、車の引き渡し後に50万円になったとしたらどうでしょうか。

当然話が違うため、トラブルが発生します。

業者は車や法の知識を全面的にだしてくるため、依頼主は泣き寝入りをするしかなくなってしまいます。

このようなトラブルに巻き込まれないためには、その業者の口コミや評判を調べておき、査定に問題がないのかをチェックしておくといいでしょう。

また、査定後に金額変動があるのかも確認しておくと安心です。

査定後に金額が減額された場合、キャンセルしたいと考えるはずです。

しかし、キャンセルを伝えると、それまでにかかった費用などを請求される場合があります。

しかもキャンセル料は高額になってしまうこともあり、泣く泣く諦めてしまったなんて声もあります。

ですから、査定前にキャンセル料は発生するのか、発生するならどの段階なのかをしっかり確認しておくといいでしょう。

廃車だしまったく動かない車だから、0円でも引き取ってくれたら嬉しい、とお考えではありませんか。

実は廃車だったとしても部品に価値があるため、いくらかのお金に換えられるということをご存じでしたか。

もちろん、需要のない古い車などは価値がないため0円で買取されるケースもありますが、逆に言えば需要のある車であれば廃車でも高価買取の可能性があります。

価値のある車をタダ同然で引き渡さないためには、相見積もりをして他社比較をしたり、ご自身の車にどれくらいの価値があるのかを調べておくといいでしょう。